【イギリス発達障害・自閉症子育て】ショートブレイクって何?

目次

障害のある子供と青少年やその家族のサポート、ショートブレイクとは

イギリスには障害のある人がアクティビティやレジャーに参加することをサポートするサービスがあり、それをSHORT BREAK(ショートブレイク)と呼んでいる。

このサービスは、障害のある子供や青少年がアクティビティや習い事などでで新しいスキルを身につけたり、旅行に行くなど、幅広い活動の機会を得ることができる。

サービス内容は住んでいるカウンシルや地域によって異なるので、ご自身の住んでいるエリア(カウインシルや地名)+disabled short breakと検索をすると詳しい情報が得られるでしょう。

このサービスは、障害のある本人だけでなく、親やケアラーも一緒に参加できるものもあれば、子供を託児サービスやアクティビティに預かってもらい、親やケアラーはその間は休息ができるのも魅力。

発達障害の子育てやお世話は、本当に本当にしんどい、わたしもなんど泣いて暴れて、自暴自棄になって、自分でも知らなかった恐ろしい自分に出会い、疲弊してしまったことが何度もある。

親やケアラーの心や身体が健康でないと、子供にも悪影響になるので、親の休息は本当に大切。

ショートブレークの利用条件は地域やカウンシルによって異なるので、住んでいる地域のホームページで確認が必要だが、大体が以下のようになる。

・0歳から19歳の誕生日まで(地域によっては17歳、18歳)の子供と青少年
・Educational Health and Care Plan(EHCP)教育と保健計画表を持っていること
・Disability Living Allowence (DLA) 障害者生活手当を受給していること

・Educational Health and Care Plan(EHCP) 【教育保健の計画表】👉法的書類となるスペシャルニーズの計画表

ショートブレイクの申請方法

住んでいるエリアのカウンシルや地域のホームページからオンライン申請で、最初の申請後は毎年の再申請が必要。

補助金提供や、託児サービス時間などの場合、使用できなかった分を翌年度に持ち越すことは不可。

お子さんとケアラーのみなさんのために、お子さんが楽しい実りある時間を過ごせるように、期限内に使いましょう。

ショートブレイクの種類

住んでいるエリアによって多少の違いがあるが、以下のような例がある。

例1.) 承認された機関での15日間または90時間の預かり支援

利用者のニーズによっては、1対1や少人数でのサポートが必要になる。その場合は高額で1日預けると£100は軽く超えるので、この支援はとてもありがたい。学校がない長期休みなど、親が仕事に行っている間に預けることができる。

例2.) 補助金をプリペイドカードで支給

決まった額をプリペイドカードで支給。家族がサービス内容を選ぶことができる。

わたし

うちはこれを利用していて、お嬢をアートクラスに行かせたり、長期休暇中のホリデークラブに預かってもらう際の費用に使ってるよー。

・交通費や宿泊費等には使えない。
・洋服などの物品を買うことはできない。

・あくまで「利用者(子供)が楽しめるものであること」が大事。
・水族館や動物園などのチケット購入はOK! ただし、対象者のみで、同伴者分は購入不可。

わたし

同伴者は支援が必要な子供のケアラーとして、入場できる施設が多いよ。その場合、ケアラーは無料のことが多い。

例3.) 学校の長期休暇などの節目毎にオンライン、または冊子の案内があり、ニーズに合わせた申し込み式のイベントや旅行、季節毎のアクティビティに参加できるなど。

内容はレゴランドに行ったり、ホースライディング(乗馬)のアクティビティだったり、郊外への旅行だったり、シアターでミュージカルや寸劇を鑑賞したり。

わたし

うちは、これも利用したことあるよ。パントマイムや劇の鑑賞に行く際も、周りは、みんなスペシャルニーズのお子さんだから、途中退出したり、静かにできないや落ち着きがなくなってしまった時なども、みんな一緒なので、誰も気にしないよ。

まとめ

ショートブレイクはスペシャルニーズの子供にいろんな機会を与えてくれ、普段一緒に過ごしている親やケアラーも、ちょっとした休息ができる時もあり、利用者とその家族には本当にありがたいサポート。

子供の新しい何かを始めるきっかけになったり、他のご家庭と新しい出会いや友人関係に繋がったり、と子供もその家族も有意義な時間を過ごせるもの。

ご利用は計画的に。

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