【ディズニー】海外在住者のディスアビリティアクセスサービス利用方法

【ディズニー】海外在住者 ディスアビリティアクセスサービス利用方法
ディズニーランドシンデレラ城

わたしはディズニーが大好きだ。お嬢は極度の怖がりなので、いつになったら一緒にディズニーへ行けるのだろうと思っていたが、ついに、2023年夏に一時帰国した際にお嬢と東京ディズニーリゾートに行くことができた。

東京ディズニーリゾートのディスアビリティアクセスサービスとは?

海外在住者が、障がいがある人向けのチケット購入やディスアビリティアクセスサービスを利用する際の証明ってどうするの?

混んでるからすごく並ぶんでしょ?

上記のこんな疑問に答えます!

目次

【ディズニー】ディスアビリティアクセスサービス

ディスアビリティアクセスサービス、通称DAS(ダス)とは、アトラクションやグリーティング施設に病気や障害のために列に並ぶことがむずかしい人の待ち時間の負担を軽減するサービスだ。

利用したいアトラクションまたはグリーティングの待ち時間と同じ時間を、列に並ばずに別の場所で待つことができる。指定された時間になったら、利用施設に行くと優先列から入り利用することができる。

手帳や受給者症、または証明を持っている本人とその家族やグループ全員で列とは別の場所で待つことができる。

【注意点】
・待ち時間に他のアトラクションやグリーティング施設を利用することはできない。

利用できる対象

以下の手帳、受給者や証明書を持っている方。

・身体障害者手帳
・精神障害者保健福祉手帳
・療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
・被爆者健康手帳
・戦傷病者手帳
・障害福祉サービス利用のための各種受給者証をお持ちの方

海外からの訪問で日本の障害者手帳や受給証がない場合

お嬢は日本の障害者手帳は受給していないので、メールでディズニーリゾートに問い合わせをした。

わたし

海外に住んでいるので、手帳がありませんが、DASは利用できますか。障害のある人向けのチケット購入は可能ですか。

東京ディズニーリゾートからの回答】

海外に住んでいる方のディスアビリティアクセスサービスの発行について

海外に住んでいて障害者手帳等を持っていない場合には、居住国で発行された診断書などでも証明書として受けつけ可能。

ただし、病気や障害の名前と本人の状態を記録しているものに限る。
証明書のコピーは不可なので注意。

というわけで、お嬢の場合、一時帰国の1ヶ月前ほどに、GP(かかりつけ医)に行く予定があったので、その際に診断書を依頼、発行していただいた。

ディスアビリティアクセスサービス利用の流れ

STEP
利用したい施設またはパーク入り口近くの総合施設に行く

キャストさんにディスアビリティアクセスサービスを利用したいことを伝える。

【登録場所】

・利用したいアトラクションまたはグリーティング施設の入り口
・東京ディズニーランド:メインストリート・ハウス
・東京ディズニーシー:ゲストリレーション

STEP
海外からの訪問であることを伝えて、居住国の証明書を提出する

お嬢の証明書の場合は、病院からの診断書と居住エリアのカウンシル(日本でいう区や市)が発行している障害があるといういことを示す個人カードを渡した。(原本であればどちらか一つでも可)

英語表記の証明だが、「autism」(自閉症)や「disability」(障害)という表記をよくチェックされていた印象だった。

STEP
証明書の持ち主の顔写真撮影

お嬢の顔写真の撮影。

STEP
注意事項の確認

キャストさんが注意事項についての案内をみせてくださるので、確認する必要がある。

STEP
証明書の持ち主とその同行者のチケットを渡す

キャストさんが持っている機械で、障害のあるお嬢と同行者(わたし)全員のチケットを読み込んでくれる。アプリの場合には、利用施設に戻ってくる時間がアプリでチェックできるようになる。

STEP
利用時間になったら、、

時間になったら対象施設に行って、キャストさんにチケットを表示。

STEP
対象施設の利用

優先レーンより利用したい施設に入ることができる。

2回目以降の利用について

最初に登録をすると、その日は2回目以降に利用したい場合に再度の登録の必要はなし、同じ日であれば、違う施設、同じ施設でも何度でも利用可能。

我が家の場合、2023年の夏に3泊で東京ディズニーリゾートに滞在したが、1日毎の登録が必要。一度登録をすれば、その日は1日中利用できる。わたしとお嬢は久しぶりのディズニーということで、バケーションパッケージ(通称バケパ)を利用したので、バケパのアトラクション利用券や、スタンバイパスも使いつつ、たまにDASも利用した。

待ち時間の過ごし方

待ち時間の過ごし方は人それぞれだと思うが、わたしとお嬢は夏の暑さもあり、ディスアビリティアクセスサービスを登録した近くのベンチで休憩したり、主にお嬢とトイレの戦いだった。

お嬢は公共のトイレが大の苦手、イギリスにはない、自動洗浄、座ると空気洗浄の音、全てが怖くて怖くてたまらない。お嬢にとっては、断崖絶壁の淵に立たされているような恐怖を感じているようだ。
それもあり、DASの待ち時間は主にお嬢とトイレをするための説得(初めて使うトイレだと最低30分はかかることが多々、、)に集中することができた。

【ディズニー】海外在住者が障がいのある人のチケット購入方法

今回のディズニーは2泊3日のバケパでとったのだが、バケパの前泊で宿泊した際に、前泊日も昼からインパした。

当日は、ウェルカムセンターに行き、直接チケットを購入。

夏休み時期だが、バケパ前泊するホテルはトイストーリーホテルだったため、当日チケットの購入が可能だった。

ディズニーオフィシャルホテルに宿泊する場合、チケット売り切れ日でも当日にホテル、またはウエルカムセンターでチケットの購入が可能。 ※2023年8月の情報

お嬢のチケットは障がいのある人向けで購入、同伴者1名分も割引料金になる。海外在住者で、手帳等がない場合は、DASの手続きで出した証明と同じように、チケット購入の際に、居住国の証明書原本を提出。

インパする際に障がいのある人向けのチケットのQRコードを読み込んだ際には、すぐにゲートが開かず一旦止められて、入場ゲートでも居住国の証明原本を確認される。

無事、確認後にインパができる、という流れ。

感想

イギリスからメールで問い合わせた際も、返信は早く、丁寧で、来園した際も、親切に対応してくださって、楽しみにしていた旅行を快適に過ごすことができた。

今回、初めて利用したが、感覚過敏、癇癪持ち、怖がりで落ち着きのないお嬢も本当に楽しむことができた。お嬢のディズニー訪問は今回が3回目だったが、DASを利用することで、よりお嬢がチャレンジしよう、という姿勢がみられて、成長も感じることができた。これまで避けていた長い待ち時間のアトラクションにも自ら挑戦したい、という意思表示がみられ、DASを登録することで、「じゃあ、◯◯時になったら、戻ってこようね」と伝えることで、先の見通しを伝えてあげられることもお嬢の安心に繋がったように思う。

DASは、サポートが必要な人も快適に楽しめるように配慮された素晴らしいシステムであり、だからこそ正しく使用されなければいけないものだ。

キャストのみなさま、本当にありがとうございました。

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