【イギリス】クリスマスジャンパーデーとクリスマスランチ

目次

クリスマスジャンパーデーとは

イギリスで言うクリスマスジャンパーとは、サンタやトナカイなどクリスマスちっくなデザインがされたセーターのことだ。

イギリスでは、クリスマスが近づくと、街中でクリスマスジャンパーが売られ、スーパーの店員やテレビの司会者などが着ているのを見かける。多くのプライマリースクールでは、「クリスマスジャンパーデー」なる日があり、子供達はユニフォームではなく、クリスマスジャンパーを着て登校できる。もちろん、先生も着ている。

このクリスマスジャンパー、正直、ダサい。ダサくてかわいい。わたしは渡英したばかりの頃は、お嬢の学校のクリスマスジャンパーデーにも興味なし、この時期しか着られないジャンパーをわざわざ買うなんてことが考えにも及ばなかった、が、みんな、着ている、、、。プライマリーでみんな着ていたら、そりゃあ、クリスマスをよく理解していないお嬢だって気にはなったのだろう。結局、毎年クリスマスジャンパーデーはジャンパー着用で登校した。

そんなこんなで、12月に入るとクリスマスジャンパーを意識して、すっかりブリティッシュになりつつあるお嬢も今年もやってきましたとばかりに、クリスマスジャンパーデーを楽しみにしている。

プライマリースクールの時には、毎年恒例のクリスマスジャンパーデーだが、お嬢は今年はセカンダリーのYear8(8年生、日本だと中1生)、セカンダリーにもなっても、クリスマスジャンパーデーなんてあるんかいな、とわたしが思っていたころ、学校からのメールが届いた。

です。クリスマスジャンパー着てきてもいいよ、でもジャンパー以外はユニフォームでね、クリスマスジャンパーを着てくる場合、チャリティー団体「セーブザチルドレン」に寄付する£1も持ってきてね。

その日はクリスマスランチもチケットを買えば食べられるよ。

さくっと言うと、上記のような内容。

まずは、お嬢に確認。

わたし

学校でクリスマスジャンパーデーがあるけど、クリスマスジャンパー着て行きたい?

お嬢

行きたい

わたし

じゃあ、学校でクリスマスランチもホールでみんなと一緒に食べたい?

お嬢

食べる

クリスマスジャンパーの購入

というわけで、クリスマスジャンパーを購入しにセントラルロンドンへ。ネットで買っても良かったが、お嬢はロンドンアンダーグラウンド(地下鉄)が大好き。週末は主に地下鉄や乗り物の旅で過ごすことが多い。

12月のセントラルロンドンの夕方はとにかく人が多い。イルミネーションをみにくる人、買い物にくる人でとにかく人が多く、夕方は特に混雑がひどく、駅の入場規制をするほど。お買い物はお早めに、、。

人に揉まれながら、なんとかお嬢の気に入ったクリスマスジャンパーを購入。

それがこちら。

今年はグリンチがお気に召したようだ。ちなみにお嬢はかわいい系よりも、気色悪い系だったり、地球外生命体要素的なものが気に入る傾向にある。

例えば、ディズニーだとプリンセスよりもリトルグリーンマンなどが好き。

自閉症のお嬢と学校でのクリスマスランチ

クリスマスジャンパーデーとクリスマスランチの前日、お嬢はクリスマスジャンパーを着ていけることにうきうきしている。

お嬢は毎日お弁当を持って登校しており、お嬢に聞いたところ、通常は支援級で先生や他の支援級友達とお昼を食べているらしい。

クリスマスランチは通常級の生徒も一緒に、いわゆる学食的なホールで食べるのだろう。

お嬢にとっては、通常とは違う環境のため、前もって説明する必要がある。

わたし

お嬢、明日はクリスマスランチだから、学食で食べるんだよ、先生に聞いて連れて行ってもらってね。

お嬢

オッケー、念のためお弁当持っていこうかな、、

わたし

あ、慣れない環境にナーバスになっている、おそらく先生に聞く勇気も持てない可能性があるな、、。

というわけで、学校のSendCo(各学校に常駐するスペシャルニーズのコーディネーター)と支援級の先生にメール連絡。

慣れない環境でのクリスマスランチと配膳など、全てにおいてナーバスになっている様子です。
クリスマスランチを楽しみにしているので、ランチの場所に行く際、配膳や受け取りにおいてサポートをお願いします。

先生からは速攻で、サポートしてくれる旨の返事があった。いつも感謝です。

クリスマスランチを終えて

結果的に、お嬢はクリスマスジャンパーを着て、クリスマスランチを食べて、ご機嫌で帰宅。こっそりクリスマスサンタの帽子も持っていっていたようで、手にしっかり握っていた。

お嬢に聞いたところ、やはりセカンダリーでは、クリスマスジャンパーを着ている人がそこまで多くなかったような言い方だったが、お嬢は良い意味でも他人を気にせず、我が道をいく。周りが着ているから、周りがこうだから、ということはない、かっこいいお嬢でもあるので、お嬢が楽しかったのなら問題なし。

この次の日は、学食で自分で好きなものを買いに行きたい、と言ったお嬢。学食が気に入った様子。
学生証でランチの購入はできるので、好きなものを買っておいで、と送りだした。

ただ、もし食べにいけなかった場合のバックアップを考えて、「おやつ」という名目でおにぎりを持たせた。

帰宅後に食堂でランチを買ったか聞いてみると、、

お嬢

わすれた

と、一言。

お嬢

1人で食堂に行くのがさみしい、、

どうやら、1人で買いに行く自信がなかったらしい。かと言って、先生に一緒に付いてきて、とお願いをしたり、食堂でランチの買い方を教えて、という語彙力も足りなかったようだ。

今回は、わたしが前もって先生に連絡をせず、お嬢自らがランチを買いたいと言ったので、本当に自分でランチを買えるかチャレンジさせてみる意味でも、そっと見送った。結果的には、今回は自分で買いにいくことができなかったが、また自分から行きたい、となることがあるだろうから、次回に期待。

お嬢には、食堂に買いに行きたい時は、前もってわたしが先生にお嬢のサポートをしてくれるようにお願いをする、とお嬢に伝えたところで、この話はおしまいだ。

クリスマスジャンパーデーをきっかけに、こんな小さなこともお嬢の成長の一つ、そして思い出。

学校のイベントやわからないことは、先生に個人的にでもお願いをしたり、聞いたりすると、快くサポートをしてくれるので、何かあれば子供に伝えた上で、先生にもサポートをお願いしよう。

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