【1歳9ヶ月】自閉症児と長距離フライトを乗り切るコツ

自閉症スペクトラムの1歳9ヶ月のお嬢とイギリスー日本の長距離フライトを過ごすコツについて、どなかたの参考になれば幸いです。

お嬢とわたしの2人旅で、ANA(全日本航空)エコノミークラス利用。

自閉症、発達障害の場合、先の見通しが立たないと不安になることが多いので、全日空では以下のような案内がある。

【全日空】 知的障がい、発達障がいのあるお客様

目次

1歳9ヶ月のお嬢の様子

この頃、家族の中ではお嬢の発達が気になっていた。喋らない、指示が通らない、多動、衝動性あり、運動発達はむしろやや早い方で、歩く、走る、ととても活発。

1歳半検診でも動き回り、ほぼ検査不能だったため、発達を促すクラスに呼ばれていた。

幼児食は食べていたが偏食、授乳は継続していたので、ほぼお嬢を落ち着かせるための武器として授乳あり。

この頃はトイレトレーニングはまだ始めていないので、オムツ。

長距離フライト前の事前準備

航空券の購入

2歳以下は大人の膝の上であれば、子供のチケット代はかからない。しかし、チケット代節約よりも少しでも快適さを優先のため、1番後ろの2人席を確保。

後ろの席を抑える理由としては、癇癪や落ち着きがなくなった際にギャレー(CAさんが作業する場所)に避難ができる、トイレが近くにある、というのがわたしにとって大きな魅力。

癇癪や落ち着きがない時は席から離れてギャレーで過ごしたり、ドアの窓から外を眺めたりすることができる。

上記のような理由で、わたしは一番後ろの2人席(母子だけの場合)が気に入っているが、一番前の席も足元が広いのでおすすめ。

エアポートサポートの手配

航空会社にはエアポートサポートというサービスがある。

出発空港、到着空港と係員の人がサポートをしてくれる。
わたしは、お嬢が3歳以下なこと、また多動で預入荷物の受け取りのレーンで、荷物を取っている際にお嬢が動き回って迷子にならないかと不安になり、荷物を受け取る一瞬でも大人の目が欲しくて利用した。

また、いまは自動ゲートだが、以前は長い長い入国審査に並ぶ必要があったが、それもエアポートサービスだと子供が3歳以下ということもあり、優先的に審査をさせてくれた。

【全日空より】ANAエアポートサポートまで。

子連れ長距離フライトの手荷物

  • おむつ 
  • 蓋付きストロー付きマグカップ
  • おしりふき
  • ウェットティッシュ
  • 小さめのタオルやガーゼなど
  • チェンジングシート
  • おもちゃ
  • 着替え(お嬢)
  • 着替え(わたし)
  • 片手で取り出せるティッシュ
  • ジップロック
  • おやつ

ストロー付きの蓋拭きカップはお願いすれば、機内でもらえるが、普段使っているものを持っている便利。

おもちゃは、普段使っている気に入っているものと、百均で新しいものをいくつか購入。百均で購入したおもちゃは、飛行機に乗るまでは決してお嬢には見せずに、機内でぐずって、どうしようもない時の武器として小さめのものをいくつか用意した。気に入ったものは、けっこう長めに遊んでくれるし、まったくヒットしないものは秒で飽きられたロシアンルーレット方式だった。

わたし

お嬢は、窓のシェードを閉めなければいけない時も、開けたり、閉めたり遊び始めた時に、見たことのない新しい100均のおもちゃで気をひいたりしたよ。

おやつは、小さめのおにぎりや普段食べているスナックなど、偏食なので機内食をどれだけ食べてくれるかわからないのもあり、用意した。

ジップロックは汚れたものを入れたり、何かとあると便利。

以下は、当時は持っていかなかったが、あったらよかったかも、と思ったもの。

  • 保冷、保温できる水筒(わたし用)
  • フットレスト

機内は乾燥するので、CAさんにお願いすればお湯を入れてもらえる。また、子連れだと好きな時にテーブルを出してカップの飲み物をもらうことがむずかしいので、好きな時に飲めるように、水筒を用意しておくと便利。

フットレストは膨らますタイプのものだと、子供が足を伸ばして眠ることができるし、大人の負担も軽減される。わたしの場合、当時、お嬢がわたしの膝に頭を乗せて横になって寝ていたが、その場合、わたしの動きが制限されるため、フットレストがあれば、2人ともより快適だったかも、と思う。

搭乗前の空港内の過ごし方

搭乗前は遊ばせる

空港内にはキッズ用のプレイエリアがあるので、そこで遊ばせる、なるべくベビーカーや抱っこ紐を利用せずに歩かせるなどして、機内でできるだけ眠ってもらえるようにする。

優先搭乗の利用

3歳以下の子連れの場合、優先搭乗が利用できる。

が、我が家はこれを利用しない。なぜなら、なるべく機内にいる時間は少なくしたいからだ。機内に入って、全員の搭乗が終わり、飛行機が動くまでは、それなりの時間がかかる。活発なお嬢が止まった飛行機内の限られたスペースにいる時間はできるだけ減らしたいので、わたしとお嬢は優先登場は遠慮させていただいている。

機内での過ごし方

自分たちの席に着いたら

機内の席に着いたら、必要に応じて、周りに一声かけてもいい。「小さな子供がいるので、ご迷惑をおかけすることもあるかと思います」とわたしは、お嬢が1歳の時のフライトでは近くの席の方にご挨拶をした。

手に取れる場所に必要なもの、タオルやティッシュやマグや水筒などをセットして、他の荷物は座席の下や上の物入れに入れる。

離着陸の際は耳抜きを

1歳はまだ耳抜きがうまくできないこともあるので、離着陸時は耳抜きのために授乳かストロー付きマグで飲み物をあげる。またはおしゃぶり。うちのお嬢はおしゃぶりを一切使えなかったので、(ぺっとはいてしまう)これは却下。

機内のトイレの利用

わたしがトイレを使いたい時は、一緒にお嬢を連れて入ることもできるが、CAさんにお願いすればみてもらうこともできた。

機内食

食事は、わたしの場合だが、まずお嬢に先に食べさせる。大人の食事は配膳の際、または前もって、CAさんに子供を先に食べさせてから、後でいただきたいという旨を伝えれば、自分のタイミングの良い時に持ってきてくださる。

さいごに

長距離フライトも始まれば、そこからはもう到着に向けてのカウントダウン開始!

いつかは必ず着くので、子供と遊んだり、歩いたり、とにかく子供にとことん付き合うという覚悟でわたしは挑んだ。

食事は運んでいただけるし、相談すればCAさんはお手伝いをしてくださる。

本当にANAのみなさま、毎回ですが、いつもありがとうございます。

タブレット等で何か子供の好きなものを見せるのも方法かと思うが、この頃のお嬢は動画等に興味なし、であったので、長い時間見てくれることはなかった。

その子に合った方法で事前に準備やイメージトレーニングをして、少しでも親子で快適な旅を過ごせますように。

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