【イギリス】レゴランド・ウィンザーリゾートを楽しむ攻略方法

大人も子どもも大好きなレゴブロック。そのレゴ社が開発したテーマパークがレゴランドがイギリスのウインザーにもある。

これまでレゴランド・ウインザーリゾートに数回訪れた中で、攻略方法、楽しみ方をご紹介。お嬢は自閉症スペクトラム症で発達障害がある。感覚過敏で予想できない「突然」の動きや「初めて」を異常に怖がるお嬢だが、数回行くうちにアトラクションも含めて、お嬢のお気に入りの場所の一つとなった。

もちろん、乗り物に乗れなくてもレゴランドでの過ごし方は様々、屋内や屋外のショーを楽しんだり、写真のように全てレゴで作られているミニランドは必見の価値あり。

目次

レゴランド・ウインザーに行く前の事前準備

開園、閉園時間のチェック

レゴランドは1年を通して開園していない日もあるので、必ず開園しているか事前に確認。また、時間も夏場や土日は18時まで開いているが、冬場や平日は17時閉園となっている。

また、時期によってイベントが開催されている場合があるので、季節のイベントをチェックして訪れるのも計画が立てやすいだろう。

チケットはオンラインまたはお得なオファーで購入

チケットはオンラインだと当日購入より断然安くなるので、オンラインで購入しよう。食事付きのチケットや、2デイズのチケット、ドリンク飲み放題のカップ付きのチケットなどがあるので、目的に合わせたチケットを購入しよう。

または、よくスーパーで売っているシリアルの箱、お菓子の箱や新聞などに2 for 1チケットや子どもは無料などのオファー等の割引チケットが付いていることがあるので、行く機会がある際には、そのようなオファーに注目してみるのも良いだろう。

お嬢とわたしは、2023年は年間パスを購入した。3回以上行く場合、(時期によっては2回以上)年間パスの方がお得だったりする。ただ、年間パスも3種類あり、全ての年間パスが1年中入れるわけではないので、年間パス購入の場合も、目的と行く時期に合わせて選ぶ必要がある。お嬢とわたしはシルバーパスを購入した。シルバーパスは8月や一部のハーフターム期間中などが使えない日もあるのだが、夏休みは日本で過ごしたため、レゴランドには行かないことがわかっていたため、あえてシルバーパスにした。

年間パス保持者は、パーク内の買い物やレストランでパスを持っていることを申し出た際に、10%または20%の割引が適用される。

レゴランド・ウィンザーのアプリをダウンロードしよう

レゴランドで快適に効率よく過ごすには、アプリのダウンロードは必須であり、主に以下のような使い方ができる。

・現地でアプリを起動するとマップがみられるので、現在地から目的地までの道順、所要時間がわかる
・アトラクションの待ち時間が確認できる
・アプリからチケットの購入が可能
・オファーなどの情報を得ることができる

目的に応じて、水着やポンチョ(カッパ)を持っていこう

レゴランド・ウインザーは夏場は水遊びができるドレンチタワーやスプラッシュサファリが開放されるので、水遊びをする場合には、水着やタオル等を持っていくのがおすすめ。

また、アトラクションによっては、濡れるものがいくつかある。中でも、お嬢が大好きなパイレーツフォールというアトラクションはかなりがっつり濡れる。 濡れるアトラクションの側には、3分間中に入って乾かす乾燥機のような機械があるのだが、もちろん有料、そして3分じゃ全ては乾かない。また、並んでいる時もあるため、真夏日ならまだしも、肌寒い日が多いイギリスでは濡れたくない場合にはポンチョの持参をおすすめ。レゴランドにも売っているが、少し相場よりお高め。

レゴランド•ウインザーリゾートへの行き方

レゴランド•ウインザーリゾートはロンドン市内から車で1時間ほど。ウインザー城があるWindsor & Eton Central駅やSlough駅からグリーンラインと呼ばれるバスの702か703に乗るとレゴランドの入り口まで乗っていくことができる。
レゴランドの入り口の一つ前のバスの停留所は「スタッフエントランス」。ここで誤って降りようとする人もいるので、間違えないようにしよう。

グリーンラインはコーチなので、一度逃すと次のバスまで30分ほど待たなければならない。(土日は1時間に1本の場合もある)行く前に時間を確認しておこう。

また、バスを利用する際には、帰りのバスの時間も忘れずに確認しよう。

【レゴランド•ウインザーリゾート】 知っておくと便利なこと

朝を制するものは、テーマパークを制する

レゴランドは通常10時開園だが、20分〜30分ほど早く開園することが多い。人気のあるアトラクションはすぐに1時間待ちなどになるが、早く到着すれば、混み合う前にいち早く人気のアトラクションを体験することができる。特に人気のFlight of the sky lionはまだ待ち時間が短い間に体験するのがおすすめ。

トイレについて

トイレの回転は良い。並んでいても、数が多いので、すぐに順番が回ってくる。また、小さなお子様用の便座シートも備え付きである。ほとんどの場所が手をかざして水を流すタイプ。

お嬢はこの手をかざす洗浄タイプのトイレも怖い、、。勝手に流れるのではないか、と恐怖を感じて入りたがらない。お嬢がトイレを利用する際には、お願いだから自分でハンドルを回して水を流させてくれ、または、マミーに流させてくれ、というタイプの怖がりな自閉症スペクトラムだ。

わたしとお嬢は何度か訪れているが、もし、お嬢のように手をかざすタイプの水洗を嫌う方がいらっしゃれば、エントランスを入ってすぐ左側のトイレ、または「ハートレイク・シティ」のアトラクション「Mia’s riding adventure」の隣のトイレはレバー付きトイレだったので、ご参考までに。

センサリールーム、救護室の利用について

「ハートレイク・シティ」には、センサリースペースがある。ヨーロッパでは、特別支援学校などにセンサリールームがあるのが一般的で、お嬢の学校の支援級にもセンサリールームがある。センサリールームとは、光や音で幻想的な空間を作り出し、感覚過敏がある人や人混みで落ち着かない人やその家族が安心して過ごせる空間だ。

同じ「ハートレイク・シティ」内には、救護室もあるので、ケガをした際や具合が悪くなった際にはここへ行こう。お嬢は手をケガした際に、救護室に行き、絆創膏をいただいたことがある。

待ち時間を短縮した場合にはReserve&Rideの利用もあり?

Reserve&Rideとは待ち時間を列以外の場所で待つことができたり、待ち時間を短縮することができる有料システム。週末や学校のホリデーシーズンに行く際、または中々行くことがない場合など、混雑時も有意義に過ごすために利用してもいいかもしれない。

障害のある人は、条件を満たしていれば、「Ride access pass」を申請することができる。お嬢はこのpassを持っているので、利用させていただくことがあり、これは列以外で待ち時間を過ごせるというもの。

ただし、「Flight of the sky lion」や季節のイベントは、携帯アプリで決まった時間に確認をすると、予約スロットが表示されるので、表示された時間を予約する、というシステム。人気なので、スロットが表示されても一瞬で埋まってしまうので、表示される時間ちょうどに確認が必要。

ランチや飲み物は持ち込み可能

レゴランドは飲み物や食べ物の持ち込みが可能なので、ピクニックエリアやベンチでランチをすることができる。園内でランチを買いたくない場合には、持ち込みをするのもあり。園内はやはりテーマパーク価格でバーガーやピザなども高い。そして、週末やシーズンによっては、購入するために並ぶので、時間とお金の節約をしたい場合には、持っていくのがおすすめ。

バースデーであることを伝えるとバッジがもらえる

園内のゲストサービスで誕生日であることを伝えると、バッジがもらる。電光掲示板に名前と年齢の記載を希望するか聞かれるので、希望すると、「ハートレイクシティ」にある掲示板に名前と年齢が表示される。
お嬢と誕生日月に訪れた際には、お嬢はいただいたバッジを洋服につけるのは拒否して、バッグに付けていた。思春期真っ盛りで、少し恥ずかしかった様子。成長したなぁ、と思った一面である。

まとめと感想

レゴランドは行く時期にもよるが、1日では堪能しきれないと個人的には感じる。中々行く機会がない場合には、目的や優先順位をいくつか決めて行動するのが良いように思う。ゆっくりと余裕を持って過ごしたい場合や、満遍なく回りたい場合には、やはり何度か訪れたり、泊まりで行くのが良いかもしれない。

スタッフは人にもよるが、親切な対応の方もいれば、正直、効率悪いな、、と感じることもしばしばあるので、心に余裕を持って利用できるものは利用して時間をうまく使いたい。

お嬢に関しては、極度の怖がりなので、数回訪れることでパーク内のトイレも「やっと」少しづつ慣れることができ、何よりも年間パスを作って月に1度ほど訪れることで、メリーゴーランドでさえ動く瞬間を怖がって乗りたがらなかったのに、全てのコースターやFligh of the sky lionも乗れるようになった。
最初は全て怖がっていたが、焦らず、ゆっくり、時にはお友達と一緒に行くことで触発されて、一緒に乗る、ということもできるようになったので、レゴランドでアトラクションの恐怖を克服したことで、日本に帰国した際にディズニーランドもほとんどの絶叫アトラクションに乗ることができた。

お嬢の場合は、絶叫で思う存分大きな声で叫ぶことが何よりも楽しく、開放感を味わっているようだ。今では訪れると、何度も同じ絶叫系に誘われるまでになった。

自閉症のお嬢はとにかくなんでも時間がかかる、トイレの利用もアトラクションの利用に関しても最初の数回は時間がかかるため、そんなお嬢とテーマパークを回る際には計画が大事なのだが、数回行くうちにお嬢の貴重な成長の場とすることができた。

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